のじシネマ

映画の感想を書いています。絶望と不条理を映画に求めてしまいがち。ときにネタバレ。

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2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画】50年後のボクたちは あらすじ・感想 脱少年物語

『50年後のボクたちは』 一言でいえばこんな話 学校にも家庭にも居場所のない14歳の少年2人が 車で旅に出る話。 ドイツの映画ね 14歳のマイクと転校生チックの一夏の物語 50年後のボクたちは 作品情報 公開年度 2016年上映時間 93分監督 ファティ・アキン …

【映画】約束 あらすじ・感想【萩原健一と岸恵子】

「約束」 一言でいえばこんな話 夜行列車で偶然出会った服役中の女囚と若い男が、一時心を通わせる話。 斎藤耕一監督が手掛けた傑作ね。悲しくて切ない70年代映画 約束 あらすじ 青森行きの夜行列車に揺られている松宮螢子は、向かいに座った若い男に親しげ…

【映画】恋のゆくえ/あらすじ・感想/The Fabulous Baker Boys   

『恋のゆくえ』 一言でいえばこんな話 ピアノの演奏を仕事にしているジャックとスージーの兄弟に、女性ヴォーカルが加入したことで、騙し騙しにしていた現実が浮かび上がり、自分を見つめ直すことになる話。 原題は『The Fabulous Baker Boys』 舞台はシアト…

【映画】Julieta ジュリエッタ 【依存と共存の違い、静かに忍び寄る執着の陰】

一人暮らしの55歳のジュリエッタは、娘のアンティアの消息を聞いて激しく動揺する。その理由は……。 スペインの映画ね。ファッションとインテリアがかっこいいわ Julieta 作品情報 キャスト あらすじ 25年前に遡る ジュリエッタを支えるアンティアだが アンテ…

【映画】『ユメ十夜』夏目漱石のうつうつとした夢。読んでから見てほしい、読んで気に入ったなら見ても

こんにちは。最近、眠れていますか? 今回お話ししようと思うのは『ユメ十夜』。夏目漱石の小説『夢十夜』の映像化です。1話ごとを違う監督が手掛けている、オムニバス形式の映画です。 ユメ十夜 作品情報 あらすじ・キャスト 原作を先に読んだほうがよいけ…

【映画】『もういない』(Assassinée)【事件は解決するが、事件は伏線?】地味めストーリー 

『もういない』すごいタイトルですよね。 娘を殺害された母親の葛藤を中心に描いた作品です。 原題はフランス語、Assassinée「殺害」って意味よね 子供を失う絶望的は話を扱っている映画は案外多いと思うのですが、この『もういない』は若くして結婚し、早く…

【映画】金田一耕助の冒険 大林宣彦監督のパロディ映画

4月10日 大林宣彦監督の訃報が流れました。コマーシャルの制作ディレクターとして活躍した後、映画監督としてポップで独特な作品を数多く世に送り出しました。 若い世代の映画監督のなかには影響を受けた人も多いのでしょう。ちなみに私は子供の頃『HOUSE』…

【映画】ウォーム・ボディーズ あらすじ・感想 ゾンビの恋愛映画 

今日は『ウォーム・ボディ』についてお話ししたいと思います。 これは一風変わったゾンビ映画で、ゾンビ目線で描かれる主人公がゾンビのお話しです。 ウォーム・ボディーズ あらすじ 作品情報 キャスト ゾンビだって元は人間だもん ゾンビと人間の恋の行方 …

【映画】Time/タイム あらすじ・感想 時は金なり【SFアクション】これを観るなら

こんにちは。今回は『TIME /タイム』についてお話ししたいと思います。 ジャスティン・ティンバーレイク主演のSFアクション映画。発想はなかなかユニークな作品です。 「時は金なり」そのままの話ね。 一言でいうとこんな話。 「時間だけが通貨価値と寿命に…

【映画】ムッシュアンリと私の秘密 大家と店子の一風変わった友情と不器用な愛

少し変わった友情を描いた作品『ムッシュアンリと私の秘密』についてお話ししたいと思います。パリを舞台に家族と友情、人生を考えさせられるフランスのコメディ映画です。 一言でいえばこんな話。 「仕事を引退した大家が、女子大生が部屋を貸して同居生活…

【映画】エージェント:ライアン あらすじ・感想 軽めのタッチで若き日のジャック・ライアンを描いた作品

今回は『エージェント:ライアン』についてお話しようと思います。5作品めにあたるジャック・ライアンシリーズのリブート作品です。 人気シリーズ「ジャック・ライアン」の仕切り直し的な作品ね。 一言でいえばこんな話 9.11がきっかけで軍隊に入ったジャッ…

【映画】キルスティンダンストの大統領に気をつけろ! 隠れた名作! ウォーターゲート事件のコメディ版

これは隠れた(?)名作映画だと思います。 「キルスティンダンストの大統領に気をつけろ!」についてお話ししたいと思います。 まだ観たことのない方には、ぜひおすすめしたい1本です。 舞台は1972年のワシントンD.C. ホワイトハウスに就任するのはリチャ…

【映画】『パッチ・オブ・フォグ ー偽りの友人ー 』あらすじ・感想 「無理無理やってる友だちごっこ」

パッチ・オブ・フォグ ー偽りの友人ー 一言でいえばこんな話 「万引き癖のある作家と、それを見つけた警備員が、 無理やり友達みたいに付き合おうとする話」 原題は『A Patch of Fog』。サンディの著書の題名 「一面の霧」。 イギリスの映画だね。 作品情報 …