【映画】エージェント:ライアン あらすじ・感想 軽めのタッチで若き日のジャック・ライアンを描いた作品
今回は『エージェント:ライアン』についてお話しようと思います。
5作品めにあたるジャック・ライアンシリーズのリブート作品です。
人気シリーズ「ジャック・ライアン」の仕切り直し的な作品ね。
一言でいえばこんな話
9.11がきっかけで軍隊に入ったジャック・ライアンが、
CIAのエージェントになるまでを描いた話。
人気シリーズ「ジャックライアン」をリブートした、小説にはないオリジナル作品。
ロシアのテロリストがアメリカを狙っていることに気づいたジャック・ライアン。
まだエージェントではないジャックがどのようにテロを阻止し危機を乗り越えるのか。
エージェント:ライアン
あらすじ
大学生のときに9.11に遭遇し、軍隊へと入隊するジャック・ライアンだが軍隊でヘリで移動中に狙撃され、腰に重症を負い退役する。
そこにCIAの捜査官トマスが現れ、ジャックをスカウト。
大学院で学び直したジャックは10年後、ウォール街で働きながらテロリストの情報をCIAに流している。
相場の動きを怪しんだジャックは、ロシアの実業家チェレヴィンの口座の不審と気づき、婚約者のキャシーを置いてロシアへ向かうが、着いた途端に命を狙われて……。
作品情報
公開年度
上映時間
監督 ケネス・ブラナー
脚本 アダム・コーザット、デヴィッド・コーブ
ケネス・ブラナーは俳優、監督、脚本からプロデュースをこなすマルチな才能の持ち主。
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2017年の『オリエント急行殺人事件』では監督と主演を務めています。
キャスト
ジャック・ライアン/ クリス・パイン
キャシー/ライアンの婚約者で医師 キーラ・ナイトレイ
トマス・ハーパー/CIA捜査官 ケヴィン・コスナー
チェレヴィン/ロシア人の実業家 ケネス・ブラナー
ジャック・ライアンを演じるクリス・パインが演じる役どころしてとして、個人的には「スタートレック」のイメージが強いですね。
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【ジャックライアンの魅力】
完璧ではない等身大のキャラクター
ジャック・ライアンシリーズがなぜこれほど人気なのかを考えると、ヒーローものにありがちな完璧に近いキャラクターとは少し違うところに魅力を感じるのだと思います。
たとえば『ミッションインポッシブル』のイーサン・ハントは完璧さが売りなキャラクター。
ジャック・ライアンは賢い人ではありますが、イーサンのようにスマートで女性にモテるわけではない。
キャッシー1人にモテていれば十分なプレイボーイとは程遠い男性です。
ジャック・ライアンはそれほど強くはないし、決して完璧ではない。
アクションではやられそうになることが多いのですが、運の強さで乗り切るところがあります。
アクションシーンでは絶えず余裕がなくて必死な感じですが、そこが面白いところではないでしょうか。
これまでのシリーズだと、ジャックはどんどん出世して最後には大統領にまでなるわけですが、リブート作品とはいえ、まだ金融機関に働きながらCIAに所属していたジャックがエージェントへと成長する姿が描かれるところが見所です。
気になったところ
全体的にスリルがなく、軽めの話になっている印象です。
もっとサクサクと事件を解決できそうなのに、ストーリーの展開上、いささか無理に引っ張っているようにも見えます。
「どうしてここで撃たないの?」
というシーンが何箇所もありました。
アクション映画としての迫力も少し物足りないように感じました。
ストーリーはわかりやすいのですが、ジャックはあまり分析はしていませんし、トマス捜査官を演じたケヴィン・コスナーの方が存在感は上です。
ジャック・ライアンはハリソン・フォードのイメージが強い人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
おわりに
ジャック・ライアンは成熟した俳優が演じるキャラクターの印象でしたが、クリス・パイン演じる若いジャックライアンも新鮮だと思います。
これまでの印象とはまったく別の、若き日のジャック・ライアン誕生秘話みたいな話として、さらっと観るにはいいと思いました。
それにしても、クリス・パインは、カーク船長しかり、人気キャラクターの若い時代を演じる機会が多めですね。