のじシネマ

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【映画】ウォーム・ボディーズ あらすじ・感想 ゾンビの恋愛映画 

今日は『ウォーム・ボディ』についてお話ししたいと思います。

これは一風変わったゾンビ映画で、ゾンビ目線で描かれる主人公がゾンビのお話しです。

 

 



一言で言えばこんな話

「ゾンビと人間の恋愛」

 

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ウォーム・ボディーズ 

あらすじ

ウイルスが蔓延している時代。
気づけばゾンビなっていた主人公は、飛行場を彷徨うゾンビ集団の一員だ。
自分が人間だった頃の記憶は曖昧で、名前に「R」が付いていたことしか思い出せない。
生き残った人間たちはゾンビから逃れて暮らしているが、あるとき数名で物資調達に現れたジュリーは、Rたちゾンビに遭遇。
ジュリーの彼氏ペリーを襲い、ペリーの脳みそを食べたRは、ジュリーに恋をする。

作品情報

公開年度 2013年
上映時間 97分
監督 ジョナサン・レヴィン
脚本 ジョナサン・レヴィン

 

本作は小説の映画化。

 キャスト

R/ゾンビ (ニコラス・ホルト
ジュリー/人間の女性 (テリーサ・パーマー

M/ゾンビ (ロブ・コードリー)
ノラ/ジュリーの友達 (アナリー・ティプトン)
グリジオ大佐/ジュリーの父(ジョン・マルコヴィッチ

ペリー/ジュリーの彼氏 (デイブ・フランコ)  

 

R役のニコラス・ホルトって元々人間離れしてる。バンパイア顔じゃないかな。

雰囲気、要潤に似てる? 

 

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感想(0件)

うーむ。

ゾンビだって元は人間だもん


まず、この映画の最も変わっているところは、ゾンビが主人公でゾンビ目線で物語が動くところ。

主人公のRはジュリーの彼氏の脳みそを食べたことで、恋人だったジュリーに恋をしてしまいます。

そして食糧のはずの生身の人間ジュリーをほかのゾンビから守るためにかくまうのです。
最初は何がなんだかわからないジュリーですが、Rが本気で自分を守ってくれていることがわかり、やがて心を開くようになっていきます。

ジュリー言葉を交わすようになって、Rは次第に言葉を思い出すようになり、少しだけ人間らしくなっていく。
そういう成長が面白おかしく描かれていきます。

 


www.youtube.com

 

ゾンビと人間の恋の行方

お互いに心を通わせるようになったとはいえ、お互いの周囲は2人の関係に気づき難色を示します。

Rのゾンビ仲間であるMは、最初ジュリーを獲物だと思っていますが、Rのジュリーへの思いを知るうちに、Mも段々と人間だったときの感情を取り戻すようになっていきます。

人間たちもゾンビはすべて銃で撃つ対象でしたが、ジュリーからRのことを聞いた友人ノラは2人の恋を応援する姿勢へと変化します。

 

けれど恋人ペリーを襲ったゾンビがRだとわかったジュリーはショックでRを遠ざけてしまいます。

ゾンビにも種類が

ゾンビにもRやMのように人間に近い姿形をしているゾンビもいれば、 ガイコツになってしまったゾンビもいます。
ガイコツは動きが早く、Rたちゾンビより凶暴で手強い存在。

ゾンビの進化系(?)なので、RやMもいずれはガイコツになってしまうことに。

ジュリーのお父さん役に
ジョン・マルコヴィッチ登場


ジュリーのお父さん グリジオ大佐は、軍人らしく厳格な人柄で、厳しい姿勢でゾンビを成敗しようとするのですが、ジュリーは父に向かって「彼は私を助けてくれた」とRを必死に守ります。

しかしグリジオ大佐が発砲した銃弾がRの体に命中します。
Rは銃に倒れ、悲恋の恋物語となるか、それとも。
ここが最大の見所です。

怖いお父さん役、ジョン・マルコヴィッチなかなかいい味わいだと思いました。

nojirika.hateblo.jp

 

さいごに 

謎のウイルスによって発生したゾンビたちに街を征服されるという物騒なストーリーではありますが、ありえない2人が恋をするという設定では、これ以上ないほどのシチュエーションかもしれません。

ちなみにこちらはゾンビの恋人に翻弄される話。

nojirika.hateblo.jp

 

ロミオとジュリエット』をもとにつくられたというのは、2人の名前を見ればピンとくる方も多いことと思います。

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感想(1件)


最後はハッピーエンドなのですが、個人的にはちょっと上手くいき過ぎ感があって微妙でしたが、ハッピーエンドの映画が観たい気分のときはおすすめできる映画です。

それでは今回はここまでで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

のじれいか でした。


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