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【映画】セイフ ヘイヴン【あらすじ、感想など】悲しみから立ち直る力をもらえる映画

のじれいかです。 

今回は『セイフ ヘイヴン』についてご紹介します。
 
『セイフ ヘイヴン』 ★★★★ 悲しいことから立ち直る力をもらえる映画

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セイフヘイブン 作品情報(キャスト)


  公開年度 2013年
  上映時間  116分
  監督 ラッセ・ハルストレム
  キャスト ジョシュ・デュアメル、ジュリアン・ハフコビー・スマルダーズ

 

あらすじ

警察から追われるケイティ(ジュリアン・ハフ)は逃亡した港町で落ち着き、カフェで働きはじめ、雑貨屋店主のアレックス(ジョシュ・デュアメル)と言葉を交わすように。隣人のジョー(コビー・スマルダーズ)との交流や、アレックスの2人の子供達と関わるうち、アレックスに対して心を開くようになるケイティ。アレックスも心の傷があったがケイティと出会い、前を向いて生きて行きたいと考えるようになっていくのだが……。

評価、レビュー

冒頭、ケイティが警察から必死に逃げるところから話は始まりますが、一体何の罪で逃げているのか前半ではまったくわかりません。
犯罪か何かに関わっているのだとうと、不安の影を感じながらストーリーを追うことになります。 

そして中盤を超えて、ようやくケイティが何から逃れているのか明らかになるのです。

夫が刑事でしかもストーカー。国家権力を使ってケイティを指名手配しているといったとんでもない展開は現実的ではありませんが、ドラマにはありがちな展開なのかも。

またケイティの隣人の女性ジョーの存在ですが、冒頭の不安を引きずっていることもあり何か悪意の存在なのかと思っていたところ、むしろアレックスとケイティを結びつけるために現れた存在であることがわかってきます。


深い話ではありませんが、後味すっきりの映画です。

娘のレクシーが利発でかわいいのと、アレックス役のジョシュ・デュアメルが素敵でした。『トランスフォーマー』シリーズや『Love,サイモン 17歳の告白』に出演している俳優さんです。

失恋など自分の周りから誰かが消え去ったとき、悲しいことがあったとき、前を向くことが不安なときに観るのにおすすめしたい映画です。

生きていることは前を向くこと。
過去からは自分をつくった大切な存在かもしれないけれど、過去から学ぶことはできても共存はできない。

マックスは過去をそのまま現在に置いたままで生きている。
そのことを危惧した妻のジョーがケイティと結びつける役割をしてくれます。

未来へ向かって背中を押してくれる……そんな映画だと思います。
何か区切りをつけたいときにもオススメできる映画かもしれません。


テーマ「愛する人との別れ、そして新しい愛の始まり」

ログライン「過去を捨てた女と過去を亡くした男が出会い、過去に導かれながら、新たな愛を育み始める話」

 

ではでは、のじれいかでした。


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