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【映画】徹底比較 チャリーズエンジェル (2000)・フルスロットル(サントラ推し)

チャーリーズ・エンジェルといえば、アメリカで1976年に放送が開始された人気ドラマ。
映画チャーリーズ・エンジェル(2000年)とチャーリーズ・エンジェル フルストッル(2003年)はシリーズとして公開され大ヒットしました。
2020年2月新シリーズが始まるので、ここで再見・比較をしてみようと思います。

アクションコメディ映画の鉄板 

 

1 チャーリーズ・エンジェル キャスト比較 

どちらも特徴のあるキャストでゲストも豪華。
メインの3人の個性がはっきりしているのが、このシリーズの何よりの魅力。

チャーリーズエンジェル (2000年)監督・キャスト

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監督 マック・G

キャスト 
ナタリー・クック( キャメロン・ディアス
ディラン・サンダース(ドリュー・バリモア) 
アレックス・マンディ( ルーシー・リュー) 
ボスレー (ビル・マーレイ
痩せ男(クリスピン・グローヴァー

      

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(2003年)監督・キャスト

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監督 マック・G

キャスト 
ナタリー・クック( キャメロン・ディアス
ディラン・サンダース(ドリュー・バリモア) 
アレックス・マンディ( ルーシー・リュー) 
ボスレー (バーニー・マック
マディソン・リー (デミ・ムーア) 
痩せ男(クリスピン・グローヴァー
ケリー・ギャレット (ジャクリーン・スミス)

2 あらすじ

あり得ない推理が解決へと繋がるのが特徴。(ネタバレなし)

チャーリーズエンジェル(2000年) 

ソフトウェア会社のノックステクノロジー創設者のノックスが、自身が開発した音声認識ソフトと一緒に誘拐された。同社社長のヴィヴィアンはかねてから買収話をもちかけられていた通信会社のレッドスター社が誘拐に加担していると疑い捜査を依頼。
エンジェルたちは任務に就き、ノックスを無事救出したが、音声認識ソフトは取り戻せない。レッドスター社が音声認識ソフトを手に入れると、電話から人の居場所を探し出せてしまうことに気づいたエンジェルたちは、レッドスター社に潜入するのだが……。

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チャーリーズエンジェル フルスロットル(2003年)

モンゴルとシベリア国旗橋に拉致されていたアメリカ連邦法執政局長官の要人カーターを救出したエンジェルたち。そのカーターから再度、モンゴルで盗られた、証人保護用のリストが入った指輪を探してほしいと依頼を受ける。
エンジェルたちは調査員を装って事件現場に潜入捜査の最中に、伝説のエンジェル、マディソン(デミ・ムーア)と出会う。
ナタリーはマディソンに会えたことを喜ぶのだが……。
  

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3 キャスト・ストーリーの比較

どちらも豪華メンバー。ストーリーはFBIがらみの事件から企業間の争いへと。

チャーリーズエンジェル 2000年版  ・キャスト

2000年版チャーリーエンジェルとフルスロットルのキャストの大きな違いはボスレー役がビル・マーレイからバーニー・マックに替わっていること。
養子の兄弟という設定。


その影響なのかはわかりませんが、2000年チャーリーズではボスレーが事件に関わっているのと比べ、フルスロットルのボスレーはエンジェルたちのサポート役に徹しています。

ビル・マーレイが続編に出演しなかった理由として、監督との諍いとかルーシー・リューとの不仲などと当時は色々と話題になりました。
またバーニー・マックオーシャンズ11オーシャンズ13にも出演している俳優ですが残念なことに2008年に亡くなられました。 

チャーリーズエンジェル フルスロットル(2003年)・キャスト

フルスロットルのゲスト出演は、エンジェルの先輩マディソン役にデミ・ムーア
キャメロン・ディアスとのアクションシーンはかなりの見応えがあります。

デミ・ムーアが悪のエンジェルとすれば、真のエンジェルとしてテレビシリーズのケリー・ギャレット役のジャクリーン・スミスが出演しているのも見所ですね。


2作を通して出演しているのが、痩せ男役のクリスピン・グローヴァーです。
クリスピン・グローヴァーは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では主人公マーティの父親役を『アリスインワンダーランド』ではハートのジャック役を演じています。

この痩せ男の存在は2000年では謎のまま。
フルスロットルでは孤児院で育ち、突然姿を消したと思ったら、その後も孤児院に贈り物をする実はいい人キャラでもあることが明かされました。


ほかにもディランの元彼オグレイディ役にジャスティン・セローが出演。
なかなかいい味出してます。

ストーリーのまとめと比較

ストーリーについてはフルスロットルは展開に予想がつかず、思いつきで動いているように思えるほどです。
伏線はあり得ないのですが、話はどんどん動いていきます。

内容として筋道が立っているのは2000年の方ですが、フルスロットルはタイトルどおりに一作めの2000年をより一層派手にハジけさせた感じに進化します。
 

4 ヒロインアクション映画を楽しませてくれる音楽の存在

この2本の映画を輝かせる背景として、ファッションはもちろんですが、音楽の存在も欠かせません。
テレビ放送時代のオマージュともいえる、ノスタルジックな選曲がシーンを印象強く彩っています。

音楽で楽しむチャーリーズエンジェル(2000年)  

アレックスと恋人のジェイソンが仲良く料理をしていると、突然の呼び出しでさっさと出かけてしまうアレックス。
ジェイソンは、日頃あらアレックスが上司のチャーリー(女性だと思っている)を紹介してくれないことに焦れている。

そんなジェイソンがアレックスと仲良く料理をしていると、呼び出しがかかって出かけてしまうアレックス。
そこで流れてくるのが、アンダー・カヴァーエンジェル(アラン・オディ)
秘密めいたアレックスへの心情を訴えるような選曲がなかなか憎い感じです。 

 
ナタリーの恋が始まるのは潜入先のパーティで。パーティは日本式で『上を向いて歩こう』(坂本九)が流れている。 
ここではナタリーが日本語を披露しています。

 

またディランとノックスの甘いシーンで流れているのは、スパンダー・バレエ『True』。
さりげなく二人のその後を示唆するような選曲でもあったりもします。 

  

音楽で楽しむチャーリーズエンジェル フルスロットル(2003年)

かわってフルスロットルは、女の友情や仲間との絆をメインに描いているためか、アップテンポの曲が多いのが特徴。

 『フラッシュダンスのテーマ』アイリーン・キャラ。
デートでハイテンションになって踊るナタリーの天真爛漫な性格が出ているシーンでは『ラストダンス』(ドナ・サマー)。
他にもMCハマーで踊り出すなど、エンジェルたちは存分に羽目を外し続けます。

一方で、邪悪な者たちが本腰をあげたときに流れていたのは『ガールライクユー』(エドウィン・コリンズ)。
ディランの元恋人、オグレイディとの決着も迫っているシーンです。


ラスト近く、ハリウッドの上映パーティで流れてくるのは『恋のときめき』(アンディ・ギブ)。

アレックスがディランに「ずっとこのままではいられない」とチームにいつか終わりが来ることを匂わせます。
その後のトラブルでエンジェルから身を引く決意をするディラン、その結末は……。

 

サントラはレオ・セイヤー、タバレス、スパンダーバレエをデスティニーズ・チャイルドがサンドイッチしている夢のような選曲。

ただサントラには入っていない曲も多いので音楽を楽しむためにも、やはり映像で観るのがおすすめ。抑揚感がよりアップすると思います。 

さいごに

チャーリーズエンジェル、チャーリーズエンジェル フルスロットル、この2作どちらにも言えるのは、かわいくてセクシー、アクション盛り沢山、おバカっぷり全開のストーリーということ。

役者やスタッフたち、いい年をした大人たちが集まって必死に馬鹿をやっている。
その感じが見ていてたまらなく楽しいのだと思います。
深く考えずに彼女たちの世界を楽しみたい、それでいい!と思える映画です。

今見てもまったく色褪せていない、瑞々しさのある作品でした。
新生エンジェルを楽しむ前に、先輩たちの活躍を存分に楽しんでおいてよかったと思いました。


 

エンジェルたちよ、永遠なれ
星★★★★★ 5 

それではまた。
のじれいか でした。

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